卒業生の声

卒業生の声・Naomiさん(2018年11月卒業)

●講座受講のきっかけをおしえてください。

 

 私は、数年前、夫の転勤先である山陰地方のとあるスポーツクラブでのレッスンがきっかけでヨガを学び始めました。

日頃からスポーツに親しんでいるわけでもなく初心者だった為、体力、筋力、柔軟性が無い事は元より体の動かし方や呼吸のリズムも分からずに、いつも周りを窺いながらクラスに参加していました。

先生によってはレッスン前にヨガにまつわるお話をして下さったり、呼吸法を教えて下さったり、汗をしっかりかくクラスもあったりで、クラス毎に運動強度が異なることは分かりましたが、果たしてヨガとは哲学なのか、瞑想法なのかエクササイズなのか概念を理解できないままでいました。

理解は難しいけれどレッスン後の爽快感が好きで通っていたので、私自身はエクササイズやストレッチのような感覚として捉えていました。暫くして、自身のアーサナが気になりはじめたのをきっかけに、住んでいた地域には独立したヨガスタジオが無かった為、電車に揺られ隣県のスタジオまで合計15時間ほどの基礎的なアーサナの講座を受けに行きました。

楽しそうなので更に足を伸ばしてフェスに参加したりもしましたが、度重なる引越しや日常の忙しさを理由に次第にヨガから遠ざかってしまいました。

 この度、再び転勤で千歳に住むことになり、自宅から徒歩数分で通えるStudio Divyaと出会いました。

いつかまたヨガをしたいと思っていた私は、迷う事なくスタジオに通い再びヨガの楽しさを味わい始めました。

その後直ぐに、週末の指導者養成講座RYT200.2018春コースが開催中であることを知りました。また平日コース受講生の卒業試験の様子も目にすることで次第に興味が湧いていきました。Studio Divyaでは、RYT200の有資格者が多く、その方々が日頃より熱心に且つとても楽しそうにプラクティスに励んでいる姿にも刺激を受けました。

全米ヨガアライアンスRYT200は世界で通用する最も有名なヨガ資格です。しかし、決して安くはない授業料と決められた日程で長い時間を要します。

離れて暮らす体調の優れない父の事などが気に掛かり申込締切間際に至るまで逡巡していましたが、できない理由を並べて後で悔いる事はしたくはありませんでした。

止むを得ず受講できない日が発生した場合は、後日振替講座で臨機応変に応対してくださるとの事、また家族の協力も得られた事で気持ちを前向きに切り替えました。

私は、これから先もヨガのある暮らしを続けて行きたい、その為に冒頭に述べた理解できなかったヨガについてもっと知りたいとの思いから講座の受講を決めました。

 

●実際に受講してみていかがでしたか?

 

興味深かったのは、課題のアーサナを指導を受ける前と後に撮影した写真”before & after”で見比べ、視覚を通して客観的に確認できた事です。

被写体にならないほど悪戦苦闘するアーサナについては、改めて筋力や柔軟性の無さ、体の歪みなどを痛感しましたが、主観では大丈夫だろうと思っていたアーサナでさえ映し出された写真を細かく見ていけば改善点が多々見受けられました。

各アーサナの説明と指導を受けた後の写真”after”で少しでも向上が見られれば嬉しく、モチベーションも上がりました。

アーサナの習得と共に学ぶアジャストメントでは、どの程度の力をかけて良いのか、バランスを崩してしまうのではないか、不快感を与えていないかなどとなかなか自信が持てず、また各個人の異なる骨格や筋肉のつき方を瞬時に的確に判断するのに大変苦労し、多くの先輩方に卒業間際まで練習台になって頂きご指導をいただきました。

 このようにしてアーサナやテクニックを習得すると共に、同時進行でヨガとは何か、歴史、ヨガスートラと八支則、アーユルヴェーダ、呼吸・調気法、メディテーション等の座学も学んでいきました。

その中で、自分自身と向き合うことの大切さ、自らをコントロールすることでよりよく生きていく事や心と身体のつながりと影響などヨガの奥深さを教えていただきました。また解剖学視点から安全なアーサナの導き方、そして指導者としての在り方に至るまで、日頃の練習だけでは決して知り得なかったヨガの知識を少しずつ多角的に学べた事は大変有意義でした。

身体を動かし、頭も使って集中しながら新しいことを学んでいく事は当然の事ながら大変でしたが、いつも明るい雰囲気の講座は楽しくて、もっと知りたいと気持ちは前向きでした。

後半のティーチング練習では、卒業後、実際に教えることのできる指導者の養成を目指すため、厳しさも一層増していきました。

安全に、気持ちよくヨガをお伝えするための擬似レッスンをスタジオと自宅で何度も何度も練習する日々が続きました。

 最後まで温かい言葉で沢山ご指導いただいたChiemi先生、Kyoko先生はじめ講師の先生方、諸先輩方に深く感謝いたします。一緒に学び支えあった同期の二人にも感謝しています。

 

●最後に一言お願いします!

 

溢れる情報社会の中、自分のスタイルにあったヨガ、指導者に出会う事は容易なことではないかもしれません。

私は、経験と知識が豊富で尊敬するChiemi先生から今回の講座を直接指導を受けられて大変幸せでした。

RYT200の取得はあくまでも通過点に過ぎず、学びは一生続きます。「ヨガとは生き方そのもの」ヨガの素晴らしさを教えていただき有難うございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。